最近友達がサービス残業が辛い〜って相談してくれてるんだけど、どうにかならないのかなぁ。
もうサービス残業する時代は終わったよ!今日は「残業代が出ない時はどうすればいい?困った時の対処法」の記事を紹介するからお友達にも紹介してみてね!
残業したのにその分の残業代がきちんと払われていない!と思ったら、きちんと請求しましょう。もう、サービス残業を我慢する時代は終わりました。
ではどうすれば残業代を請求できるのか、その方法についてまとめました。
残業代が出なくても違法にならない職業
まず、自分の仕事は残業代が出るのかどうか、基本的なところから考えてみましょう。中には、残業代が出なくてもOKの仕事があるのです。
そもそも残業代とは、労働基準法の規定が適用されることによって支払われるものですので、労働基準法が適用されていない職業や、労働時間規制の適用除外となっている職業は、残業代が支払われません。
公務員には労働基準法が適用されていませんが、一般職であれば、公務員の給与に関する法律によって、残業代を請求することは可能です。
しかし例えば、農業や水産業など、社長秘書など機密事務を取り扱う職業の人、警備員、管理人、住み込みの家政婦等は、深夜労働以外の残業代は請求できないことがあります。
残業代が出ない時にはどうすればいい?
とはいえ、一般的な会社員の方で、月給制の方が労働基準法の適用除外になることはまずないので、出るはずのものが出ていない!と思ったら、以下の対処法をチェックしましょう。
残業したという証拠を集めること
まずは、残業しているのに払われていないという事実をはっきりさせることが大切です。そのためには、自分が残業したという証拠を残しましょう。
・タイムカード
・パソコンの使用履歴
・メールのやり取り
・業務日誌
・メモ
など、客観的な証拠となるものを集めます。
残業代をざっと計算すること
自分が残業した時間の給与が正当に出ているのかを確認するためにも、残業時間と正しい残業代をきちんと計算してみましょう。
・残業代=1時間あたりの賃金×割増率×残業時間
割増率は以下の通り。
・法定労働時間を超える分:1.25
・1ヶ月に60時間を超える時間外労働:1.5
・法定休日労働:1.35
・深夜労働(22時〜5時):0.25
・時間外労働+深夜労働:1.5
残業代を支給していると見せかけて、実際よりは少ないという場合もあるので、自分の残業時間から正しい残業代を割り出してみてください。
会社に残業代を請求する
計算した残業代と、実際に支給されている残業代に差があれば、その差分を会社に請求しましょう。その際には、自分が残業した証拠とともに提出することが大事です。
労働基準監督署に報告する
会社に請求しても残業代を支払ってもらえない場合には、労働基準監督署に相談してみます。労働基準監督署は労働基準法や労働契約法などの法令に違反している企業に指導監督する立場の役所です。
いきなり相談に行ってもなかなか動いてはくれないので、まずは会社に正当な残業代を請求するなどの行動を起こしてから行くことをおすすめします。
相談の内容によって、労働基準監督署が企業に調査に入り、もし違法だと認められれば、正当な賃金を支払うように勧告がなされます。
ただし、あくまでも勧告であり、企業が従わなくても罰則がないというのが残念なところです。
労働問題に詳しい弁護士に相談する
労働基準監督署に訴えてもダメとなれば、労働問題に詳しい弁護士に相談するのが一番です。
相談だけなら無料で受けてくれる弁護士もいますので、そもそも請求ができるのかというところから、相談してみるのも良いでしょう。
裁判となると時間も費用もかかってしまいますが、その前に「労働審判制度」を利用することも可能です。申し立ては書面のみとなるので、その手続き等を弁護士に依頼して行うというのでも良いでしょう。
残業代の請求は正当な権利です。
しっかりと請求し、このままサービス残業をして心をすり減らさないでくださいね!
ありがとう!おかしいな、って思ったらまずは専門の人に相談してみるのが良いよね
1人で抱え込みすぎないのが一番だからね!お友達さんがサービス残業から解放されることを祈ってるね!